2020年の1月、Free Software Foundation(FSF)は、Microsoftに対し、サポートが終了したWindows 7のソースコードの公開を要求する請願活動を開始しました。
この活動は話題となり、目標だった7,777人の署名を想定よりも早く集めることに成功したなか、FSFは次のステップとして、Microsoft本社に署名付きのHDDを送信し、Windows 7のソースコードをコピーして返送するように要求したことが明らかとなっています(Softpedia)。
Free Software Foundationは、Windows 7のソースコードをオープンソースコミュニティに引き渡すという請願活動に対し、圧倒的な反応を受け取ったとして、Microsoftが本当にフリーソフトウェアを支持しているならば、広告で言及しているオープンソースソフトウェアに対する愛情を実際の行動で示してほしいと要求しています。
MicrosoftはWindowsを解放することが可能で、必要なすべての法的権利またはそれらを取得するためのレバレッジを持っていおり、ソースを公開するかどうかは彼ら次第だと指摘しています。HDDの送信はソースコードを引き渡すために必要となる媒体の提供を意味しているのです。
ただし実際は、Winodws 7の有償拡張サポートが今後3年間継続する予定であることや、ソースコードに含まれる多くの機能がWindows 10など現行のOSに引き継がれていることなどから、Windows 7がオープンソース化される可能性は低いと見込まれています。