GoogleがLinuxベースではない新しいOS「Fuchsia」を開発中であることが明らかとなりました(CNET Japan、スラド)。
Fuchsiaの説明として「Pink + Purple == Fuchsia (a new Operating System)」とありますが、言葉の詳しい意味は説明されていません。組み込みシステムからスマートフォン、PCまであらゆるデバイスをターゲットとした、軽量かつ高機能なOSの開発を目指しているようだとみられています。
FuchsiaはLinuxカーネルの代わりに「LK」と呼ばれる組み込み向けのカーネルを拡張した「Magenta」を採用しています。
「LK(LittleKernel)」は「FreeRTOS」や「ThreadX」といった商用の組み込みOSの競合となる、非常に限られたリソースで動作するOSですが、MagentaはスマートフォンからPCまで多様な環境をターゲットとした開発が行われる計画です。
Googleが、現在AndroidやChrome OSで採用されているLinuxカーネルをFuchsiaで置き換える計画があるのかどうかは不明ですが、ソフトウェアの巨人が完全にコントロール可能な独自OSの開発に踏み出したことから多くの注目を集めています。