Microsoftは1月31日、公式オンラインスストアにおけるWindows 10 Home/Proエディションのライセンス販売を終了しました。Microsoftは、Windows 10の移行先としてはWindows 11を推奨しており、その一巻としてWindows 10ユーザーに対するアップグレードの案内も従来より積極的に行うようになってきているようです。
今回、Redditのあるユーザーが上記のようなスクリーンショットを公開し、Windows 11へのアップグレードを案内するフルスクリーンバナーが表示されたと説明しています(gHacks)。
注目すべきは、アップグレード画面に表示された2つのボタンのタイトルで「Got it」「Schedule it」と、どちらもWindows 11へのアップグレードに「同意する」という選択肢しか準備されていません。
強制的にWindows 11へアップグレードするしかないようにも思えますが、実際は回避策が存在し、画面下部の白いバーにある「Keep Windows 10」リンクをクリックすれば良いとのこと。
ユーザーがメッセージをよく読まずにボタンをクリックすることで、Windows 11へのアップグレードを促すやり口に対し多くのWindows 10ユーザーは不満を訴えています。
なお、Windows 10のサポート期間はまだ十分に残っており、Windows 10からWindows 11への自動アップグレードは実施されていません。Windows 11ではTPMやセキュアブートといった要件が必須であるため、どうしても心配な場合は、コンピューターのTPMを無効化し、互換性を無くすことでアップグレードをできないようにする事も可能です。