ドイツの鉄道会社がWindows 3.11の管理者を募集していることがわかりHacker Newsで注目を集めています。
人材サービス企業GULPのWebページで公開されている仕事募集の内容は次の通りです。
The result of your work is high-quality display software whose interfaces to the vehicle control system function smoothly.
作業の成果物は、車両制御システムとのインターフェイスがスムーズに機能する高品質の表示ソフトウェアです。
The driver's cab display system on high-speed and regional trains shows the driver the most important technical data in real time.
高速鉄道や地方鉄道の運転台表示システムは、運転士に最も重要な技術データをリアルタイムで表示する。
ドライバーの更新や、旧システムのメンテナンスといった作業が必要らしく、次のようなスキルが求められています。
- Windows 3.11の知識
- 古いオペレーティングシステムとWindowsマネージャー(特にMS-DOSとWindows for Wokgroup)の知
- Sibasの知識もあれば良い。
- 画像処理システムまたは鉄道分野の知識があればな良し。
Hacker Newsのコメントによると、仕事の拠点はドイツのエアランゲンで、そこではドイツの電気メーカー、シーメンスが大きな勢力を維持しているうです。要求スキルの中にある「Sibas」は「Siemens Bahn Automatisierungs System(Siemens Train Automation System)」を指していると指摘されています。
Windows 3.11はWindows 3.1のアップデート版として、1992年にリリースされたとても古いOSです。本来最新のOSにアップデートすべきですが、特殊なハードウェアと組み合わせて使用するシステムであるため、アップデートができない状態になっているのかもしれません。
Hacker Newsの別のスレッドでも、Windows 2000やメインフレーム(COBOL)等、古い環境で動作するシステムに関する情報が寄せられています。