Git開発チームの濱野純氏は4月18日(現地時間)、分散型バージョン管理ツール「Git」の最新版「Git v2.36.0」をリリースしました(Phoronix、The GitHub Blog)。
Git v2.36.0はv2.35.0以来、26人の新人を含む96人の貢献者によって作成された、717件の非マージコミットで構成されたリリースとなっています。
Git v2.36では、マージの競合の解決をレビューするための機能として、"--remerge-diff"オプションが追加されています。マージによって衝突したファイルと解決したファイルとの差分を表示し、どのようにコンフリクトが解決したのか簡単に確認することができるようになっています。
また、より柔軟なfsyncの設定も可能になっています。Git v2.36では、さまざまな種類のファイルを明示的にfsyncする場合に、より多くのユーザー制御が可能となり、例えば、データ損失の可能性に備えてより堅牢性を確保したい場合などに活用することができるようになっています。
そのほか、リポジトリの所有者のチェックをより厳しくする変更や、その他様々な小さな変更、修正が行われています。
新機能の詳細はGitHub Blogやリリースノートで確認可能です。
タイトル | Git | |
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公式サイト | https://git-scm.com/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/6977-git | |
説明 | Linuxの開発者Linus Torvaldsによって開発された分散型のバージョン管理ツール。 |