「Git 2.8.0」がリリース - submodulesが平行フェッチ可能になり、ユーザー名の推測禁止オプションが追加

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Git開発チームは3月28(現地時間)、分散型のバージョン管理システム「Git」の最新版「Git 2.8.0」をリリースしました(アナウンスPhoronixGitHubslashdot)。公式サイトより最新版のソースコードをダウンロードすることができます。

Git 2.8.0では、他のGitリポジトリをリポジトリのサブディレクトリとして扱うことができるsubmodulesコマンドが改良され、複数のサブモジュールを平行してフェッチすることが可能となりました。例えば以下のコマンドを実行すると4つのsubmoduleが同時にフェッチされて全体のフェッチ時間が短縮化されます。

git fetch --recurse-submodules --jobs=4

またユーザー名とメールアドレスを推測せず、明示的に指定したuser.nameとuser.emailの使用を強制するオプションが追加されています。リポジトリごとにユーザー名とメールアドレスを使い分けたい開発者が、間違ったユーザー名とメールアドレスを使ってコミットすることを防ぐための機能です。

git config --global user.useconfigonly true

さらにGit for Windowsの成果を取り入れ複数のクロスプラットフォームにわたる新機能を追加しやすくするための改良が行われています。この成果として、いくつかのGitコマンドでこれまでLFしか受け付けなかった改行コードが、CRLFにも対応したことがあげられています。

そのほかセキュリティ修正や、clone時のrsyncプロトコルのサポートなど多数の修正が行われています。詳細はリリースノートをご確認ください。

Git https://git-scm.com/
ソフトアンテナ https://softantenna.com/softwares/6986-git-for-windows
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