Git 3.0、ついに main が標準に

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2026年中のリリースが予定されている「Git 3.0」では、長年使われてきたデフォルトブランチ名masterが正式にmainに置き換わります(Phoronix)。これは、GitHubが2020年から進めてきた流れをGit本体が追認する形となります。

GitHubは2020年に「master」という用語が差別的なニュアンスを含む可能性があるとして、新規リポジトリのデフォルトをmainに変更しました。一方Gitでは、Git 2.28以降、git config--global init.defaultBranch mainでmainをデフォルトブランチに設定可能でしたが、Git 3.0からはこれが標準になります。

新規プロジェクトでは自動的にmainが使われるため、GitHubに合わせるため余計な設定やブランチ名変更の手間が不要になります。既存プロジェクトは従来通りmasterを維持できますが、統一のために移行するケースが増えると予想されます。

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コミュニティも概ね歓迎か

この変更に対しRedditには次のような意見が寄せられています。

  • 歓迎派: 「ようやくGit本体も追いついた」「GitHubと揃うので混乱が減る」

  • 懐疑派: 「masterに慣れているので違和感」「既存プロジェクトとの整合性が面倒」

  • 実務的視点: 「CI/CDやスクリプトでmasterを前提にしている場合は修正が必要」「ただし長期的にはmainに統一される方が楽」

大きな反対の声は少なく、「合理的だが慣れの問題が残る」おいう意見が多くなっています。GitHubのmainへの変更からすでに時間が経過していることもあり、すんなりと受け入れられることになりそうです。

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