※訂正: GitHub Copilot無料版はVS Codeだけではなく、Visual Studio、JetBrains IDE、Vim/Neovim、XcodeなどGitHub Copilotをサポートする全てのエディタをサポートしているようです。公式ドキュメントでも確認できます。
Microsoftは、GitHubの開発者数が1億5000万人を突破したことを記念し、VS Code上で利用できる無料版の「GitHub Copilot」の提供を開始することを発表しました(Neowin)。
GitHub Copilot Free for VS Code has arrived. pic.twitter.com/DVChR5Shub
— Satya Nadella (@satyanadella) December 18, 2024
無料版はコード補完や、複数モデルの選択、複数ファイルの編集、PerplexityやStack Overflowなどのサードパーティ拡張機能の使用など機能も充実しています。
GitHub Copilotの無料版と有料のPro版(月額10ドル)の違いは以下の通りです。
- メッセージとインタラクションは月50件まで
- 2000件までのリアルタイムコード提案
以下の機能は使用できません。
- プルリクエスト、課題、ディスカッションの要約
- VS CodeのJava用アップグレードアシスタント
- GitHubでのコードレビュー
- プルリクエストでのCopilot Workspace
- Copilot Workspaceへのテクニカルプレビューアクセス
- GitHubモバイル
- GitHub CLIとWindowsターミナル
なおGitHub Copilot無料版は個人開発者向けのもので、利用できる開発環境もVS Codeに制限されています。JetBrainsのIDEやVimなどサードパーティ開発環境では利用できません。GitHubのCEOであるThomas Dohmke氏は、新しい無料版の提供開始について次のように説明しています。
GitHub has a long history of offering free products and services to developers. Starting with free open source and public collaboration, we added free private repos, free minutes for GitHub Actions and GitHub Codespaces, and free package and release storage. Today, we are adding GitHub Copilot to the mix by launching GitHub Copilot Free.
GitHubは、開発者に無料の製品やサービスを提供してきた長い歴史があります。オープンソースとパブリックな共同作業の無料化に始まり、プライベートレポジトリの無料化、GitHub ActionsとGitHub Codespacesの無料化、パッケージとリリースのストレージの無料化などを進めてきました。そして本日、GitHub Copilot Freeを発表し、GitHub Copilotを追加しました。。
GitHubはまた、GitHub Copilot Chatを全ユーザー向けに一般提供することも発表しました。
開発者向けコードエディタVS Codeの人気が、AI機能の追加でさらに加速することになりそうです。