GitHubが2022年3月版の「リリースレーダー」を発表しました。
リリースレーダーは、その月にメジャーバージョンアップ版を公開した、注目のオープンソースプロジェクトを紹介する企画で、世界的に注目を集めている技術から、開発者用ツール、週末のプロジェクトまで、さまざまなタイプのプロジェクトが紹介されています。
最新版となる2022年3月の注目プロジェクトは以下の通りです。
Babylon.js 5.0
Babylon.jsはJavaScriptで作られたパワフルかつシンプルなゲーム・レンダリングエンジン。GitHub SkylineはBabylon.jsで構築されている。最新のアップデート5.0.0は、無限のモーフターゲット、アニメーションカーブエディターの追加、NodeMaterialに対するConditionalBlockのサポートなど多数の新機能が追加されている。詳細はこちら。
Mantine 4.0
Mantineはオープンソースの世界に存在する多数のReactプロジェクトの一つ。Reactのフックとコンポーネントのライブラリで、最新のアップデートでは、4つの新しいコンポーネントとフックが追加された。これらはライトテーマとダークテーマの両方をサポートしている。他にも多くのデザインの改善と20以上の新機能が含まれている。変更点の詳細はこちら。
Axentix 2.0
Axentixははカスタマイズ可能なコンポーネントとユーティリティからなるWebサイト構築フレームワーク。最新版には、より多くのCSS変数、新しいマテリアルフォーム、CSSカラーのサポートの改良、良い効果を作成するための多数のクラス、ダークモード、その他多数の変更が含まれている。詳細はこちら。
Mitmproxy 8.0
Mitmproxyは対話的なHTTPSプロキシ。Mitmproxy 8.0には、非同期Webフックや、Web UIの改良が含まれている。 Web UIの改良は「Google Summer of Code 2021」の一環として学生によって作られた。
JobRunr 5.0
I'm happy to share that JobRunr 5.0.0 is out for all your #Java #scheduling #jobs ! Thanks to @starbuxman, JobRunr now also supports @springboot Native. Read more on https://t.co/2jDruBwhmf
— JobRunr (@JobRunr) March 30, 2022
JobRunrは、JVM上でバックグラウンド処理を行うためのライブラリ。繰り返し実行されるジョブのスケジューリングに対応したほか、Spring NativeとMapped Diagnostics Contextもサポート。変更点の詳細はこちら。
LDtk 1.0
LDtk(evel Designer Toolkit)は、2Dのレベルエディタ。ゲームをデザインするためのユーザーフレンドリーで楽しい体験を提供する。
neo.mjs 4.0
Neo.mjsは、スケーラブルなアプリを作成するためのワーカードリブンのフロントエンドフレームワーク。ブラウザのパフォーマンスを向上させ、閲覧者に高速なエクスペリエンスを提供する。新バージョンでは、ServiceWorkersが追加され、Webアプリをさらに高速化することができる。
Front Matter 7.0
Front Matterは、Visual Studio Codeの中で動作するCMS。本格的なCMSのパワーとコントロールを提供すると同時に、静的サイトジェネレータの柔軟性とスピードも提供する。最新バージョンでは、スニペットを新たにサポートし、ダッシュボードも一新。カラーテーマ、パネル、ウォークスルーなど、多くの機能強化がなされている。変更点の詳細はこちら。
FeedbackFin 1.0
FeedbackFinはWebサイト上でフィードバックを収集するためのプログラム。サイトにフィードバックフォームを追加し、結果をスプレッドシートに送信することができる。
まとめ
GitHubが公開するリリースレーダーでは、興味深いオープンソースプロジェクトが多数紹介されています。今まで知らなかったという方は過去のバックナンバーをチェックしても新たな発見がありそうです。