Googleは現在、Chromeのバックグラウンドタブで実行されているJavaScriptを抑制し、デバイスのバッテリー持続時間を改善するためのテストを行っています。
TheWindowsClubが発見した初期ドキュメントに続き、WSJの記事でも、Googleがブラウザが使用するリソースを抑制するための作業を行っていることが確認されています(AppleInsider)。
ChromeブラウザエンジニアリングのディレクターMax Christoffは、Chromeのパフォーマンス改善を目的地ではなく過程として捉えているとし、「速度、パフォーマンス、バッテリー寿命の改善への継続的な投資」を行っていると説明しています。
Christoff氏は、今後数ヶ月の間に3つの改善が行われることを認め、それは、バッテリーとパフォーマンスに劇的な影響を与えるタブスロットリング、広告が使用できる電力量の制限、ブラウザ自体のパフォーマンスに重要な要素の最適化になるとのことです。MacBookで行われたChromeの初期テストの結果にかなり勇気づけられそうで、これらの改良がmacOS環境を考慮したものであることがうかがえます。
macOSではリソースの消費が少ないSafariを愛用しているユーザーも少なくないと思いますが、Chromeの改善によってこの状況も変わるのかもしれません。