最近目に優しいとされるダークモードが人気ですが、通常OSのダークモードが対応しているのはアプリのUI部分のみで、コンテンツの部分まで暗い色で表示されることはありません。
Webブラウザの場合、各Webサイトの表示内容までは変更できなかったのですが、これを強制的に暗い系統の色で表示するための新しいフラグが、Google ChromeのCanaryビルドに追加されている事がわかりました。
追加されたフラグは「Force Dark Mode for Web Contents」という名前で、「Mac、Windows、Linux、Chrome OS、Androidで全てのWebコンテンツを自動的にダークテーマを使用して描画する」と説明されています。
このフラグはChrome Canary 78.0.3873.0で利用可能で、以下のような選択肢が存在します。
- Simple HSL-based inversion
- Simple CIELAB-based inversion
- Selective image inversion
- Selective inversion of non-image elements
- Selective inversion of everything
実はChromeでは、以前紹介したDark Readerのような拡張を利用すれば、同様の機能が実現可能ですが、Webブラウザネイティブの機能として組み込まれることで、より多くのユーザーが利用しやすくなることが期待できます。