Googleは9月7日、Chromeが誕生から15周年を迎えた事を記念し、デスクトップ版Chromeのデザインを刷新するとともに、いくつかの新機能を追加すると発表しました。
ブログによると今後数週間で、デスクトップ版Chromeのデザインが新しくなるとのこと。デザイン言語「Material You」に基づき、Chrome のアイコンが見やすさを重視して刷新され、タブやツールバーをより引き立てる新しいカラーパレットが導入されます。新しいテーマや色によって、仕事と個人アカウントなど、プロフィールを一目で見分けることができるようになります。
また、オペレーティング システムとの連携も強化され、ダーク モードやライトモードなど、OS レベルの設定に簡単に対応できるようになります。Chromeのメニューも改良され、Google翻訳やGoogleパスワードマネージャーにすばやくアクセスすることができるようになります。
Chromeウェブストアも「Material You」スタイルを採用して刷新され、便利な拡張をより簡単に見つけられるようになります。斬新なインターフェイスに加え、「AIを活用した拡張機能」や「Editors' spotlight」などの新しい拡張機能カテゴリ、さらにパーソナライズされたおすすめ機能が追加されます。
ユーザーを危険なサイトやファイルから保護する、Googleセーフブラウジングも強化され、以前は30~60分おきに実行していた既知の有害サイトの照合を、リアルタイムで実行するようになります。
Google Chromeの新デザインを有効にする方法
Chromeの新デザインは安定版でもフラグを変更することで有効にできます。
以下の手順を実行します。
- Chromeで
chrome://flags
を開く。 - 「Chrome Refresh 2023」と「Chrome WebUI Refresh 2023」を検索。
- 両方のフラグを「Enabled」に変更。
- 再起動する。
新しいデザインを有効にしても見た目が大幅に変わるわけではありませんが、一部のUI要素の角が丸くなるなど、モダンな印象になっています。同時に新しいChromeのメニューも有効となります。