Googleは1月23日(現地時間)、本日公開されたGoogle Chrome 121以降のバージョンに、実験的な生成AI機能を導入することを発表しました。AI機能はChromeの「設定 > 実験的AI(Experimental AI)」から有効にすることができ、まずは米国から展開が始まります。AI機能は、企業や教育機関向けのアカウントでは当面使用できません。
追加される機能は以下の3つです。
目次
タブをスマートに整理
タブオーガナイザーは、開いているタブを元にChromeが自動的にタブグループを提案し作成する機能。旅行の計画やトピックのリサーチ、ショッピングなど、Chromeで複数の作業を同時に行っている場合に特に便利な機能。タブを右クリックして「類似タブを整理」を選択するか、タブの左側にあるドロップダウンの矢印をクリックする。
AIで独自のテーマを作成
選択したテーマやムード、ビジュアルスイル、カラーに基づいてカスタムテーマを素早く生成できるようになる機能。「Chromeをカスタマイズ」のサイドパネルから「テーマの変更」をクリックし、「AIで作成」を選択する。
Web上での下書きをサポート
来月のChromeリリースで、AIによる下書きサポート機能を導入。Chromeで表示しているサイトのテキストボックスやフィールドを右クリックし「Help me write」を選択する。いくつかの単語を入力すると、AIが文章を書き始める。
ブラウザへのAI関連機能の統合は、「Copilot」によって、Microsoft Edgeブラウザが先行していましたが、Google Chromeの反撃がいよいよ始まることになりそうです。