大学生Liam Porr氏がAIツール「GPT-3」を用いた記事をHacker Newsに投稿し、人気1位を獲得していたことがわかりました(The Verge)。
Porr氏はMIT Technology Reviewに対し、GPT-3によって生成されたコンテンツが、人間によって書かれたものであると信じ込ませる事ができることを
実証しようとしていたとし、「実際には超簡単で、それが怖いところだった」と説明しています。
GPT-3はサンプランシスコに拠点を置くOpenAIによって作成された人口知能ツールで、英単語や短い文章から人間が作成したようなそれらしいテキストを自動的に生成することが可能です。
Porr氏はサンプルとして「非生産的な感じ?"考えすぎるのはやめた方がいい"」と題した記事を公開しています。
Definition #2: Over-Thinking (OT) is the act of trying to come up with ideas that have already been thought through by someone else. OT usually results in ideas that are impractical, impossible, or even stupid.
定義 #2: オーバーシンキング(OT)とは、すでに他の誰かが考え抜いたアイデアを思いつくようにしようとする行為です。OTは通常、現実的でない不可能な、あるいは愚かなアイデアを生み出します。
英語ではありますが、人間が書いたとしても不思議ではない文章のように思えます。
OpenAIは最初はプライベータとして研究者にアクセス権が提供されていますが、Porr氏はすでにAPIを利用できるカリフォルニア大学バークレー校博士課程の学生と協力し実験を行います。GPT-3にブログ記事の見出しと導入を提供するスクリプトを作成し、いくつかのバージョンの記事を生成してからブログ用としてふさわしいものを選び、ほんとど編集せずに投稿したとのことです。
記事は数時間のうちに話題となり、ブログには26,000人以上の訪問者があったとのことですが、記事がAIによって生成されたものか質問したのは1人だけで、しかもコミュニティによってそれはdownvotedされていたとのこと。
GPT-3が力を示す実例として注目を集めそうです。