Windows Reportが公開した新しい調査結果によると、Windowsユーザーの半数以上がリリースと同時にWindows 11にアップグレードする予定であることがわかりました(Windows Central)。ただし、調査対象者の51%がWindowsインサイダーであることから普段からWindowsを愛用しているユーザーが多数を占める調査だと考える必要はあります。なお17%は、現在インサイダーではないものの、発売前にWindows 11を試すためにインサイダーになる予定だとのことです。
Windows 11の新機能の中からお気に入りの機能を選ぶという調査では、意外なことに(?)中央に配置された新しいスタートメニューが35%を集めてトップとなっています。2番目はAndroidアプリのネイティブサポートで26%となっています。「Xbox Game Pass」と「Auto HDR」はまとめて13%の票を獲得しています。
新しいスタートメニューは、発表以来議論を巻き起こしており、反対派の声も大きいものの、中央に表示される新しいスタイルが好きだというユーザーが多数存在することがわかります。Androidアプリのサポートに関しては目立ったマイナスはなく、多くの票が集まったとしてもそれほど不思議はないと考えられます。
多くのユーザーはWindows 11に好意的なようですが、Microsoftにとっての不安点はハードウェアの面にあるかもしれません。調査に参加したユーザーの1/4は、自分のPCがWindows 11の最小要件を満たしていないか、PC Health Checkテストに合格していないと答えているからです。1/3のユーザーは、自分のPCが最低要件を満たしているかどうかわからないと回答し、回答者の42%はTPMチップを知らないと答えています。
Windows 11の外観についても、概ね好評で、53%のユーザーがWindows 11の外観は素晴らしく、インストールするのが待ち遠しいと答えています。21%はWindows 10によく似ているとし、13%のユーザーはWindows 11の外観が好きではないと答えています。
Windows 11のタッチ操作に興味を持っているユーザーも多数存在し、回答者の1/3はWindows 11リリース後にタッチベースのデバイスに切り替えたいと考えているようです。
調査には177ヶ国の11,000人以上が参加し、参加者の89%がWindows 10ユーザーです。