2年前Astro HQは、iPadを液晶タブレットのように活用することができるユニークなソフトウェア「Astropad」を発表しました。
Astro HQは今回、さらにその作業を快適化する専用のハードウェアアクセサリ「Luna Display」を発表し、Kickstarterで出資者の募集を始めています(9to5Mac、The Verge)。
Luna DisplayはMacのUSB-CまたはDisplayPort端子に接続できる専用のハードです。MacとiPad両方にクライアントアプリケーションをインストールすることで、iPadがmacOSのセカンドディスプレイとして認識され、Photoshop等MacのグラフィックソフトをiPadから操作することが可能となります。
LIQUIDとよばれる技術を使い、データ転送を高速化することで、ワイヤレス環境でも「ラグゼロ」の操作性を実現。専用ドングルを差し込むことで、Macのグラフィックリソースを効率的にセカンドディスプレイ側に振り分けることが可能になったと説明されています(これがDuet Displayなどと比較した場合のメリットのようです)。
macOS 10.10 Yosemite以降が動作するMacに対応し、MacBook Air (2012 and later)、MacBook Pro (2012 and later)、Mac mini (2012 and later)、iMac (2012 and later)、Mac Pro (Late 2013)が推奨環境となっています。
価格は59ドルからで、出荷予定は2018年5月。ソフトウェアだけでは不可能だったレベルのセカンドディスプレイ化が実現できるのか注目を集めそうです。