KindleやKoboなど電子書籍端末でお馴染みの「E Ink」。液晶と較べて省電力で、目にやさしい雰囲気(実際に目にやさしいかどうかは諸説あるみたいです)が読書好きの間で好まれています。
このE Inkを使ったパソコン用のセカンドディスプレイ「PaperLike」がCES 2015に出品され話題となっています(ebook reader、Hacker News)。中国の企業、Dasung Techの製品で、13.3インチのE Inkモニターを搭載、コンピューターとUSBケーブルを使って接続する、いわゆるセカンドディスプレイタイプのモニターです。
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滑らかな動き
解像度は1600 x 1200 の150 ppi、電源供給はもちろんUSBケーブル一本で可能。特筆すべきはリフレッシュレートの高さで、以下の動画を見る限り、かなり滑らかに画面が書き換えられているようです。
Webブラウザのデモ。
株価表示アプリでのカーソル移動のデモ。
E Inkのイメージを覆し、パソコン用モニターとして十分使えるものになっているのではという印象を受けます。
公式の発売はまだ不明。価格は今のところ3999〜5999人民元 (645 〜 970ドル)とみられています。かなり割高な価格がネックとなるかもしれませんがおもしろい技術だと思いました。