Raspberry Pi Foundationは本日、Raspberry Piの新型モデル「Raspberry Pi 2」を発表し、現行のModel B+と同価格の35ドルで販売開始することをアナウンスしました(raspberrypi.org、Ars Technica、The Verge、マイナビニュース)。
同モデルの主な仕様は以下の通りです。
- A 900MHz クアッドコア ARM Cortex-A7 CPU (6倍のパフォーマンス)
- 1GB LPDDR2 SDRAM (2倍のメモリ)
- Raspberry Pi 1との完全な互換性
基本的に従来のRaspberry Piと互換性を保つように設計されていますが、USBポートが4つに倍増されたり、GPIOが40ピンに増量されたり、SDカードスロットがMicro SDカードスロットに変更される、などの細かなアップグレードは行われています。詳しいスペックは公式サイト等を参考にしてください。
ARMv7プロセッサ採用により、Snappy Ubuntu Coreを含むARM対応のGNU/Linuxディストリビューションが使用できるほか、MicrosoftのWindows 10にも対応しています。Raspberry Pi 2用のWindows 10は、Windows Developer Program for IoT.を通じて無料で入手できるようになるそうなので、今後Raspberry Pi 2 + Windows 10を使った工作も多数生まれてきそうですね。
BCM2836 silicon bringup from Raspberry Pi Foundation on Vimeo.
ちなみに以前、Raspberry Pi 2は2017年にリリースされるという情報が流れていました。大幅に計画が変わったのか、または別のマシンの事を言っているのか現段階では不明です。