世界中で大人気となっているシングルボードコンピューター「Raspberry Pi」と互換性を持つ、新しいコンピューター「HummingBoard」が登場しました(Geek.comliliputing)。
販売するのはSolidRunという会社。世界最小のコンピューター「CuBox-i」でも有名です。HummingBoardはRaspberry Piより様々な点でスペックアップしていますが、同じサイズ、同じレイアウト(端子類が)なので、既存のRaspberry Pi専用ケースを流用することが可能です。Raspberry Piからの乗り換え組にとってはかなり魅力的なアピールポイントではないでしょうか。
3モデルから選べる!!
HummingBoardには価格の異なる3つのモデルが存在し、自分のニーズに合ったものを選択することができます。一番安いエントリーモデル「HummingBoard-i1」は45ドル。i.MX6 Solo ARM Cortex-A9プロセッサ(シングルコア)、 Vivante GC880 GPU、512MBのRAM、10/100 Ethernet、USB 2.0ポートx2、microSDカードスロット、HDMI / SPDIFポート、GPIOヘッダーなどを搭載しています。
「HummingBoard-i2」は75ドル、「HummingBoard-i2eX」は100ドルで、高価なモデルほどメモリ容量が増えたり、GPUが強化されたりしている様子。詳細はスペックシートを参照してください。
↑オーバービュー動画。
↑Raspberry Piとの比較動画。
Geek.comによると、HummingBoardは、シングルボードコンピューターといいつつ、プロセッサの部分はモジュール化されていて、将来的なアップグレードが可能であるとのこと。プロセッサの価格にもよりますが自分でアップグレードできる余地が残されているのは楽しそうです。
HummingBoardが、Raspberry Piの強敵(と書いてともと読む)になれるのかどうか今後に注目です(ちなみに以前紹介したBanana Piはケースの流用ができなかったのでこちらのほうがよさそうです)。