Huaweiは、自社開発のOS「HarmonyOS NEXT」を発表し、フルスタックのAIフレームワークを備えた同OSが、Androidスマートフォンで採用されているLinuxよりも3倍効率的だと主張していることがわかりました(NotebookCheck.net News)。
HuaweiのコンシューマービジネスグループのCEO、Yu Chengdong氏は、「これは本物のOSであり、Androidのスキンではない」と述べ、同OSがLinuxやUnixを表面的に変更したものではないことを示しています。
HarmonyOS NEXTは、自社開発のHarmonyカーネルによって、Linuxよりも3倍メモリ効率が高く、「ヘテロジニアス・ネイティブライク」なメカニズムの採用により、流動的な体験を提供することが可能とされています。
セキュリティも強化されており、HarmonyOS NEXT3つの最高レベルのセキュリティ認証を取得しています。また、他の主要ブランドのカスタムAndroid実装に対抗するため、オンデバイスのAI機能も搭載しています。
HarmonyOS NEXTがこの主張通りに仕上がっているならば、スムーズなユーザー体験や、強固なプライバシーを提供できることになり、Huaweiのスマートフォンは、米国の技術から解放されることになります。
Hacker NewsによるとHarmonyOSに関する開発者向けの情報は、https://www.harmonyos.com/en/で確認でき、プロジェクトはすでにAndroidオープンソースのルーツからかなり離れていることがわかるとのこと。次のバージョンは、Google Fuchsiaに似た新しいマイクロカーネルをベースにしている可能性があり、新しいプログラミング言語の噂もあるとのコメントが寄せられています。