Appleは昨日、iPhoneのバッテリー劣化によるパフォーマンス低下問題に対し、2018年中のバッテリー交換費用を29ドル(約3300円)に値下げするなどの対応策を発表しました。
ユーザーにとってはありがたい方針ですが、バッテリー交換キットを販売したり、バッテリー修理サービスを独自に提供している業者にとっては悩ましい問題かもしれません。Apple製品の分解でおなじみの修理業者iFixitが、iPhone用のバッテリー交換キットを早速29ドル以下に値下げしたことが判明しています(MacRumors)。
iFixitの修理キットにはバッテリー本体のほか、ピンセットやオープナーなど、ユーザー自身がiPhoneのバッテリーを交換するために必要なものが全て含まれていて、iPhone 7〜iPhone 4sまで幅広い機種のiPhone用のものが存在しています。
iFixitによるDIYキットの利点は以下の通り。
- 利便性。ショップにいったり電話する必要がない。
- 可用性。Apple Storeの近くに住んでいない人や、即日交換サービスが利用できない人のため
- プライバシー。自分のデバイスを他人に預ける必要がない
- 楽しい。自分自身で作業してどのように機能しているか知ることができる
ただしDIYでバッテリー交換してしまうと、Appleの修理サービスを受けられなくなる可能性があります。Appleのバッテリー交換サービスが利用できるならば、できるだけそちらを利用するのが良いでしょう。