Intelは11月4日(現地時間)、最新のIntel第12世代Core(Alder Lake)プロセッサを搭載したWindows 10/11デバイスで、DRMソフトウェアの問題により、ゲームで不具合が発生していることを明らかにしました(gHacks)。
Intelによると、影響を受けたゲームは起動時や実行時にクラッシュする可能性があるとのこと。一部のサードパーティ製デジタル著作権管理(DRM)ソフトウェアが、第12世代Intel Coreプロセッサの高効率コア(Eコア)を別のシステムとして誤って認識する場合があることが原因とのこと。その結果、DRMソフトウェアを利用しているゲームが正常に動作しなくなり、ゲームの起動時や実行時にクラッシュしたり、予期せず終了したりする不具合が発生するそうです。
影響を受けるゲームには、最強のDRMソフトウェアとして知られるDenuvo DRMを使用しているゲームが含まれており、ゲームのリストは以下の通りです。
11月中旬に予定されているWindows 11のアップデートでパッチが提供される予定のゲーム:
- Anthem
- Bravely Default 2
- Fishing Sim World
- Football Manager 2019
- Football Manager Touch 2019
- Football Manager 2020
- Football Manager Touch 2020
- Legend of Mana
- Mortal Kombat 11
- Tony Hawks Pro Skater 1 and 2
- Warhammer I
それ以外のゲーム:
- Assassin’s Creed: Valhalla
- Far Cry Primal
- Fernbus Simulator
- For Honor
- Lost in Random
- Madden 22
- Maneater
- Need for Speed – Hot Pursuit Remastered
- Sea of Solitude
- Star Wars Jedi Fallen Order
- Tourist Bus Simulator
- Maneater
Widnows 10でのみ問題が発生するゲーム:
- Ace Combat 7
- Assassins Creed Odyssey
- Assassins Creed Origins
- Code Vein
- eFootball 2021
- F1 2019
- Far Cry New Dawn
- FIFA 19
- FIFA 20
- Football Manager 2021
- Football Manager Touch 2021
- Ghost Recon Breakpoint
- Ghost Recon Wildlands
- Immortals Fenyx Rising
- Just Cause 4
- Life is Strange 2
- Madden 21
- Monopoly Plus
- Need For Speed Heat
- Scott Pilgrim vs The World
- Shadow of the Tomb Raider
- Shinobi Striker
- Soulcalibur VI
- Starlink
- Team Sonic Racing
- Total War Saga - Three Kingdoms
- Train Sim World
- Train Sim World 2
- Wolfenstein Youngblood
Intelは「Scroll Lock workaround」と呼ばれる回避策を提供しており、以下の手順で第12世代のIntel Coreプロセッサを搭載したデバイスでLegacy Game Compatibility Modeを有効にし、ゲームをプレイする際にEコアを動的にスタンバイ状態することができると説明しています。
- システムの電源を入れ、システムのBIOSセットアップに入る。
- BIOSでLegacy Game Compatibility ModeをONにする(1回のみ)。
- BIOSセットアップの変更を保存して終了。
- OSを起動する。
- キーボードのScroll LockキーをONにする。
- 影響を受けるゲームタイトルを起動する。
- ゲームタイトル終了後、キーボードのScroll LockキーをOFFにする。
問題の詳細はこちらで確認可能です。