Intelは本日、第13世代Coreプロセッサーのラインアップを発表しました。この中にはIntelが「世界最速のモバイルプロセッサー」とする24コア搭載の5.6GHzノートパソコン用チップ「Intel Core i9-13980HX」が含まれており注目を集めています(MacRumors)。
新しいCore i9チップは5.6GHzのターボブーストクロックを持ち、2022年12月時点で最速のモバイルプロセッサとされています。前世代のIntel Core i9-12900HKチップに比べて、シングルスレッド性能が11パーセント、マルチタスク性能が49パーセント向上し、8つのパフォーマンスコア、16の効率コア、32スレッドを搭載し、最大128GB RAMに対応しています。
先代のチップは、マルチコアのGeekbenchベンチマークテストで、M1 Ultra以外のすべてを上回っていて、Intel Core i9-13980HXも同様にAppleシリコンよりも高速だと思われます。ただし電力効率は比較にならず、Intelのチップは効率を無視したパフォーマンス重視型のノートPC向けだと考えられます。
Intelは昨年、Intel Core i9-12900HK発表時に、M1 Maxと比較して「最速のモバイルプロセッサ」と主張しましたが、Appleがその後リリースしたM1 Ultraが上回りました。
Appleは現在、M2 Pro、Max、Ultraチップを開発中で、Core i9-13980HXのとのパフォーマンス対決に注目が集まりそうです。