Intelは2002年にXenonシリーズのCPUでハイパースレッディング・テクノロジー(HTT)を導入しました。その後デスクトップ版CPUであるPentium 4にも同技術が採用され、現在に至るまでこの技術が使い続けられています。
ハイパースレッディング・テクノロジーは、1つの物理コアを2つの論理コアのように動作させることができる技術で、物理コアの数を増やさずにシステムのマルチスレッド性能が向上することが期待できるのです。
しかし今回、Intelが大成功を収めたこのHTTを、次世代プロセッサで廃止する可能性があるというリーク情報が複数件ながれていることがわかりました。
最初のリークは、Intelの第16世代モバイルプロセッサーであるLunar Lakeの初期A1ステップのタスクマネージャーのスクリーンショットで、物理コア数と論理コア数が両方8となっていることがわかります。
またIntelの文書のスナップショットとされるものでは、それより一つ前の世代となる第15世代デスクトップ版のArrow Lake-Sでも同様にHTTがないことが示されています。
IntelのEコア(Efficientコア)はすでにハイパースレッディングを搭載しておらず、Pコア(パフォーマンスコア)でもハイパースレッディングが廃止されることになるのかもしれません。