Microsoftのかつてのメインブラウザ、「Internet Explorer 11」のサポートが6月15日をもって終了するという情報を、NHKが報じています。
インターネットの閲覧ソフト「インターネット エクスプローラー」のサポートが今月16日に終了します。プログラムの更新が行われなくなりウイルス感染などの危険性が高まることから、ソフトの供給元のマイクロソフトが新しい閲覧ソフトの利用を呼びかけています。
Microsoftはすでに、よりモダンなWebブラウザである「Microsoft Edge」を、Windows 10やWindows 11のデフォルトブラウザとして採用しており、Windows 10環境では、Windows Updateによる自動的な移行が実施されています。
また、レガシーなIEベースのWebサイトやWebアプリを使用するために「Microsoft Edge with Internet Explorerモード(以下IEモード)」が互換性のために提供されます。IEモードを使用することで、企業システムなど、Internet Explorer専用に作成されているWebサイト・アプリをEdgeから継続して使用することができます。
なお正確には、6月15日にサポート終了となるのは、Windows 10のSemi-Annual Channel (SAC)で配信されている、Internet Explorer 11のデスクトップアプリケーションです
- Internet Explorer 11 desktop application delivered via the Semi-Annual Channel (SAC):
- Windows 10 client SKUs (version 20H2 and later)
- Windows 10 IoT (version 20H2 and later)
Windows 7、Windows 8.1、Windows 10 Server LTSC/SAC、Windows 10 client LTSCなど以下の環境はリタイアの影響を受けません。
- Internet Explorer mode in Microsoft Edge
- Internet Explorer platform (MSHTML/Trident), including WebOC
- Internet Explorer 11 desktop application on:
- Windows 8.1
- Windows 7 Extended Security Updates (ESU)
- Windows Server SAC (all versions)
- Windows 10 IoT Long-Term Servicing Channel (LTSC) (all versions)
- Windows Server LTSC (all versions)
- Windows 10 client LTSC (all versions)
これらの環境におけるInternet Explorer 11のサポート終了日、さらにIEモードのサポート終了日は「Internet Explorer 11 desktop app retirement FAQ」で確認可能です。