Node.jsを元に作られたnpm互換プラットフォーム「io.js」の最新版「io.js 2.0.0」が5月4日(現地時間)リリースされています(ChangeLog、Hacker News)。
ChangeLogによると、Version 2.0.0でのBreaking Changes(破壊的変更)として、V8 4.2へのアップデートとC++APIに関する小規模な変更、os.tmpdir()がクロスプラットフォーム一貫性を保つようになり、どのプラットフォームでも末尾のスラッシュを返さなくなったこと、smallocがdeprecated扱いになったこと(V8 4.4でサポート終了)などが挙げられています。
その他、注目すべき変更点や、修正された不具合などに関しては、ChangeLogを参照してください。
ちなみに、Hacker Newsでは、Node.jsと比較して、io.jsのリリースペースの速さが注目されていて、少数精鋭主義のNode.jsと、比較的多くの開発者が開発に携わっているio.jsのどちらの開発体勢が優れているのか考察が行われていました。もともとio.jsはNode.jsからforkしたプロジェクトで、Node.jsとio.jsが再統合されるという話もあるようですが、現段階ではまだそれぞれ独立に開発が行われているようです。