Appleは本日、WWDC 2016の基調講演にてiOSの新バージョン「iOS 10」を発表しました(9to5Mac、9to5Mac)。開発者向けのプレビュー版は本日より提供が開始され、パブリックベータ版は8月、正式版は今年の秋にリリースされる予定です。
iOS 10は史上最大のアップデートとされ10個の大きな新機能が追加されています。
- ロック画面、通知、コントロールセンター等の改良
- Siriのサードパーティ開発者への解放
- Quick Type: Siriの技術を利用したサジェストの改善
- 写真: デバイス単体で行う顔認識、場所認識、物体認識による自動分類
- 地図: UIの刷新と拡張機能の開発者への解放
- ミュージック: デザインの刷新と歌詞の表示
- News: 新デザインとサブスクリプション・購読
- HomeKit: Homeアプリの追加
- 電話: ボイスメールをテキストに変換。VoIPアプリ向けAPI
- iMessage: エフェクトや絵文字機能の強化。手書き対応
目次
Appleデフォルトアプリが削除可能に
公式サポートドキュメントおよびMacRumorsによると、iOS 10ではこれまで削除できなかった標準アプリのいくつかが削除可能となっています。
- Calendar(カレンダー)
- Compass(コンパス)
- Contacts(連絡先)
- FaceTime(FaceTime)
- Find My Friends(友達を探す)
- Home(Home)
- iBooks(iBooks)
- iCloud Drive(iBooks)
- iTunes Store(iTunes Store)
- Mail(メール)
- Maps(地図)
- Music(音楽)
- News(--)
- Notes(メモ)
- Podcasts(Podcast)
- Reminders(リマインダー)
- Stocks(株価)
- Tips(ヒント)
- Videos(ビデオ)
- Voice Memos(ボイスメモ)
- Watch app(Watch)
- Weather(天気)
これらアプリはApp Storeから単体アプリとしてダウンロード可能となり、Appleは個別に不具合を修正できることになりました。
名機iPad 2がサポート外に
公式サイトによると、iOS 10がインストール可能な機種は以下の通りとなっています。
- iPhone: iPhone 5以降
- iPad: iPad mini2 / iPad 4th以降
- iPod touch: 第6世代iPod touch以降
iOS 9と比較するとiPhone 4s、iPad 2、iPad 3、iPad mini、第5世代のiPod touchがサポート外となっているところが異なっております。参考までにニュースリリースの文面は以下。
iOS 10 will be available this fall as a free software update for iPhone 5 and later, all iPad Air and iPad Pro models, iPad 4th generation, iPad mini 2 and later, and iPod touch 6th generation.
ここにきて名機iPad 2もついにサポート外になってしまいました…(iPad 3も)。