現在開発者向けに公開されているiOS 10 betaで32ビットアプリを開こうとすると上記画像のような警告が表示されることが明らかとなりました(Neowin、AppleInsider)。
表示されるメッセージは「"XXXXX" Not Optimaized for iOS 10」というもの。「アプリは64bit化されておらず、使用するとシステム全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性がある」と説明文が追加されています。
Appleは2015年の2月1日以降新規アプリで、2015年6月1日以降更新されるアプリでも64bitサポートを必須化しました。ただしそれ以前に登録された32bitアプリは、今もそのままApp Storeよりダウンロード可能となっています。
今回の処置はアップデートされずに放置されたままになっている32bitアプリを使用としたユーザーに対して注意をうながす目的があるのかもしれません。32bitアプリのアップデートを放置していた開発者の方は今年の秋に正式リリースとなるiOS 10のリリース前に64bit化を終わらせておいた方がよさそうです。
ただしメッセージは64bitのiOS 10デバイスの場合にのみ表示され、iPhone 5/5cや、第4世代iPadといった32bitデバイスでは表示されないようです。