AppleはiOS 11とmacOS High Sierraで、現在2ステップ認証を利用しているユーザーを2ファクタ認証へ自動的に移行する処置を実行していることがわかりました(MacRumors)。
2ファクタ認証はAppleが2015年から導入を始めた、2ステップ認証よりもセキュリティが強固な認証システムです。
2ステップ認証ではApple IDでログインする際、手動で4桁の認証コードを送信するデバイスを選ぶ必要がありますが、2ファクタ認証では、全ての信頼済みデバイスにサインイン通知が自動的に送信され、ログインが行われた場所を表示する地図によって許可するかどうかを決めた後、認証コードを表示することができます。
今回、今年の秋に正式版が公開されるiOS 11とmacOS High Sierraでは、2ファクタ認証がさらに推進され、現在2ステップ認証を利用しているユーザーは、2ファクタ認証に自動的に移行となる模様。Appleからのメールにより通知されています。
If you install the iOS 11 or macOS High Sierra public betas this summer and meet the basic requirements, your Apple ID will be automatically updated to use two-factor authentication. This is our most advanced, easy-to-use account security, and it's required to use some of the latest features of iOS, macOS, and iCloud.
開発版者向けベータをインストールした場合も、自動的に2ステップ認証から2ファクタ認証に移行されるようですので、開発版ベータをインストールしようと思っている方、あるいはこれから公開されるパブリックベータのインストールを計画している方は気にかけておいたほうが良いかもしれません。