iOSアプリではこれまで開発者がユーザーにレビューの投稿を即す「レビュープロンプト」が自由に表示できていました。
ユーザーにとっては不評な機能であるためか、Appleこの使用を制限するため、iOS 10.3とmacOS Sierra 10.12.4で、プロンプトを表示するための公式APIを導入します。
今回この制限が強化され、これまでオプションであった公式APIの使用が、iOS 11とmacOS High Sierraでは必須化されることが分かりました(MacRumors)。
変更はApp Store Review guidelinesの1.1.7に掲載されている模様。
1.1.7 App Store Reviews:
- App Store customer reviews can be an integral part of the app experience, so you should treat customers with respect when responding to their comments. Keep your responses targeted to the user’s comments and do not include personal information, spam, or marketing in your response.
- Use the provided API to prompt users to review your app; this functionality allows customers to provide an App Store rating and review without the inconvenience of leaving your app, and we will disallow custom review prompts.
レビューやレーティングを投稿するためのプロンプトの表示には、提供されたAPIの使用が必要で、カスタムレビュープロンプトは許されないことがわかります。
公式レビュープロンプトはApple伝統の5スター方式のもので、iTunesやiOS 11設定画面でオフにすることもできるようです。
開発者にとっては評価の高いレビューをどのように集めるのか頭の痛い問題となりそうですが、ユーザーにとっては朗報といえそうです。