Appleが発表した「iOS 12」は高速化に重点を置いて開発が行われているようです。
iOS 12のプレビューページでも、カメラの起動速度は70%、キーボードの表示は50%、高負荷時のアプリの起動は2倍に高速化されていると宣伝されていますがはたして真実なのでしょうか。
これが検証できる動画がいくつか公開されています(9to5Mac)。
まずYouTubeチャンネルiAppleBytesが公開した動画は、iOS 12がサポートする最も古いデバイスであるiPhone 5sにiOS 11.4とiOS 12 beta 1をインストールし、アプリの起動速度や動作を確認しています。違いはわずかですがiOS 12の方がほとんどの場合高速に動作していることが分かります。
iupdateosが公開した動画は、iPhone 8にiOS 11.4とiOS 12 beta 1をインストールして比較するというものです。こちらも一部例外はありますが、iOS 12の方が高速に動作しているようです。
むしろこの動画で興味深いのは、ソフトウェアの最適化による影響を受けそうもないGeekBenchのベンチマーク結果でも、iOS 12の方が良い結果を出していることかもしれません。iPhone 6で比較するとスコアが30%上昇したとレポートしているYouTuberも存在します。
これはAppleがiOS 12でソフトウェアとハードウェアの連携をチューンアップしたことによって、GeekBenchのスコアが影響を受けているのではないかと予想されています。
iOS 12はiPhone 5sやiPhone 6、iPad mini 2など普段からiOSの動作が遅くて困っていたユーザーにとって恩恵の大きいOSとなりそうです。