Appleが先日公開したiOS 13.2で、これまでよりも頻繁にバックグラウンドアプリがキル(強制終了)されているという不満が高まっていることがわかりました(The Verge)。
MacRumorsのフォーラムには、カメラやiMessageなどメモリを大量に使用するアプリケーションに切り替えると、ほんの数秒でこれまで使用していた別のアプリが終了していまうという報告が多数寄せられているほか、著名な開発者Marco Arment氏や、Promptを開発したCabel氏も同様の現象が発生していることを確認しています。
I’ve noticed this since the first 13.2 betas, and Overcast users keep reporting it as well: background apps seem to be getting killed MUCH more aggressively than before.
(Especially on the iPhone 11 if you use the camera, presumably because it needs so much RAM for processing.) https://t.co/Qscmsj1OGY
— Marco Arment (@marcoarment) October 29, 2019
This really affected Prompt. Extremely annoying to lose SSH connections when switch apps.
In yesterday’s update we rolled out a semi-cheesy but effective fix: “Connection Keeper” keeps a running GPS-based log of where you connect to servers. Side effect: connections stay alive.
— Cabel (@cabel) October 29, 2019
今回の現象がiOS 13に由来するものか、あるいは最新版であるiOS 13.2に限定された問題なのか現段階では詳細は不明です。またiPhoneが搭載しているRAM容量に関係しているのではとの見方もありますが、古いモデルだけではなく、最新モデルのiPhone 11シリーズでも同様の不具合が発生しているとの報告があるようです。
今回の不具合によって、例えばカメラを起動するだけでメールの下書きが失われてしまったと被害を訴えているユーザーも存在します。メモリ管理に関する不具合はiPhoneではこれまであまり報告されていなかった種類の問題なだけに、早期の解決を期待したいと思います。