Appleは本日、iOS 13.5、iPadOS 13.5、tvOS 13.4.5、watchOS 6.2.5、macOS Catalina 10.15.5の各beta 3を開発者に対して公開しました(iDownloadBlog)。iOSとiPadOSに関してはパブリックベータ版も公開されています。
Apple Developer Programに加入している開発者は、Apple Developer Centerからファイルをダウンロードして最新ベータをインストールすることができます。Apple Beta Software Programに参加しているベータテスターは、同Webサイトを利用して最新版をインストールすることができます。
今回リリースされたソフトウェアのビルド番号は以下の通りです:
名前 | ビルド番号 | リリース日 |
---|---|---|
macOS Catalina 10.15.5 beta 3 | 19F72f | 2020/04/29(米国時間) |
iOS 13.5 beta 3 | 17F5054h | 2020/04/29(米国時間) |
iPadOS 13.5 beta 3 | 17F5054h | 2020/04/29(米国時間) |
watchOS 6.2.5 beta 3 | 17T5600c | 2020/04/29(米国時間) |
tvOS 13.4.5 beta 3 | 17L5553c | 2020/04/29(米国時間) |
iOS/iPadOSはこれまで13.4.5のベータ版が公開されていましたが、新型コロナウイルス追跡用のAPIが追加されておりバージョンが13.5に変更されています。
iOS 13.4.5では、パーソナルホットスポット(インターネット共有)が正常に動作しない場合があるという問題や、VPNのプライバシーに関連した問題など、iOS 13.4で見つかった不具合の修正が期待されています。これまでにApple Musicの曲をInstagramやFacebookのストーリーズで共有することができる機能が追加されている事が判明しています。
macOS Catalina 10.15.5でも、macOS Catalina 10.15.4で修正しきれなかった不具合の修正や、パフォーマンスの改良、セキュリティの更新などが行われると見込まれています。
iOS 13.5 beta 1の新機能
MacRumorsによるとiOS 13.5 beta 1の新機能は以下の通りです。
COVID–19接触追跡アプリ開発のためのAPIの導入: COVID–19接触追跡アプリを開発するための通知APIが導入された。設定で有効・無効を切り替えることができる。
マスク使用時にパスコードでアンロックするのが簡単に: Face IDでマスクが検出されたときにパスコードがポップアップする速度が改善された。Face IDが失敗したときにパスコードを使ってiPhoneに簡単にアクセスできるようになった。