Appleは本日、WWDC19でiOSのメジャーバージョンアップ版「iOS 13」を発表しました(MacRumors)。
iOS 13ではダークモードが導入されたほか、Face IDの30%の高速化や、アプリの起動の最大2倍の高速化、ダウンロードサイズの削減などを含むパフォーマンスの改良が行われています。
ダークモードは、通知やウィジェット、カレンダー、メモなど、OSのUIや標準アプリで利用可能で、サードパーティのアプリ開発者が自分のアプリに組み込むことも可能です。また日没や特定の時間に自動的にオンするよう設定することもできます。
キーボードには片手入力に適したスワイプ式の入力機能が追加され、Apple IDを利用してアプリやWebサイトにサインインできる「Sign in with Apple」と呼ばれる機能も導入されます。
各アプリの改良も進められ、カメラアプリではポートレートライティング機能が改良され、光の強さが変更可能になるほか、ポートレートモードの写真に美しい単色効果を適用することが可能になるなど、各種編集機能が強化されています。
マップアプリには、3Dで街を探索しシームレスに移動できる「ルックアラウンド」機能が搭載され、地図の詳細化や、お気に入り機能の追加が行われます。Siriはショートカットへ対応し、AirPodsを利用したメッセージの読み上げ機能の追加が追加されています。
なおiPad用は基本的にiOSと同じながらiPadOSとして分離されました。
iPhone 6s以降に対応
iOS 13が対応するデバイスは以下の通りです。
- iPhone XS/XS Max
- iPhone XR
- iPhone X
- iPhone 8/8 Plus
- iPhone 7/7 Plus
- iPhone 6s/6s Plus
- iPhone SE
- iPod touch(第7世代)
iOS 12と比較するとiPhone 5s、iPhone 6/6 Plusのサポートが終了となっています。
開発者向けベータは本日公開されており、パブリックベータ版は7月、正式版は今年の秋にリリース予定です。