Appleは、WWDC22の基調講演でiOSのメジャーバージョンアップ版である「iOS 16」を発表しました。iOS 16の開発者向けベータ版はすでに公開されていますが、使用するにはApple Developer Programに加入する必要があり、加入者でも適切な機材が準備できない場合、実際に試すのは難しい場合もあるかもしれません。
今回、このようなiOS 16が気になるものの、試すことができない方のために、MacRumorsがiOS 16の新機能を分かりやすく紹介する約8分のハンズオンムービーを公開しています。
動画では以下のような機能が紹介されています。
- ロック画面: 全面的に刷新。カスタマイズ可能で、ウィジェットに対応し、遊べる新機能が盛りだくさん。
- 通知: 新しいロック画面に合わせて通知も改良。通知は下部から表示されるようになり、ロック画面のウィジェットの邪魔にならないようになった。新しいデザインになり、リストレイアウト、スタックビュー、カウントビューで表示することができる。
- 集中モード: 異なるフォーカスモードを異なるロック画面にリンクできるようになった。
- Home: レイアウトを一新し、1つの画面ですべてのデバイスを簡単に表示、操作できるようになった。
- ディクテーション: 音声入力を使用する場合、テキストを話してから編集する際に、音声とタッチを切り替えて使用することができるようになった。
- Live Text for Video: 写真内のテキストを検出するiOS 15のLive Text機能が動画に拡張された。
- 共有タブグループ: Safariでは、タブグループでほかの人と共同作業ができるようになった。
- iCloud共有写真ライブラリ: 最大6人の家族間で写真をシームレスに共有できる。
- マップ: マップアプリが複数の停留所に対応し、ルートに最大15個の停留所を追加できるようになった。
- メール: メールアプリのメジャーアップデート。検索機能の改良や、送信の取り消し、スケジュール設定、リマインダ機能、返信がないときのフォローアップ要求オプション。
- Visual Look Up: 画像の被写体を掴んで背景から分離し、他のアプリケーションにドラッグできる不思議な新機能。
- メッセージ: メッセージの編集、メッセージの取り消し、メッセージを未読する機能の追加。
- Medications: ヘルスアプリケーションに、薬やビタミンの服用を思い出させる服薬記録機能があり、Apple Watchと統合。
- フィットネス: フィットネスアプリケーションを使って歩数とアクティビティを記録し、消費カロリーの概算を得ることができる。
iOS 16のパブリックベータ版は来月中に公開され、今年の秋に無償アップデートして一般提供される予定です。