
先日公開された「iOS 26.2 Beta」では、日本でもサードパーティアプリストア(代替アプリストア)が利用可能となっていることがわかりました(9to5Mac)。日本の公正取引委員会は今年の8月、AppleとGoogleに対し、代替アプリストアの許可を義務付けました。これを受けた動きとみられ、正式導入されれば、世界で29番目の国となります。
開発者Cizzuk氏が投稿したスクリーンショットによると、iOS 26.2 beta 1では「AltStore PAL」や「Epic Games Store」などの代替アプリストアが日本でも利用可能になっていることがわかります。これが、Appleが日本の規制に対応した証拠と見られています。
iOS 26.2 Beta 1で代替アプリストアが日本でも利用可能になってる!!!!!!
AltStore PALとかEpic Games Store使える! pic.twitter.com/292ncTZrKJ— しずく (@Tzzlala) November 4, 2025
目次
世界的な規制の流れ
Appleはこれまで、App Storeを通じたアプリ販売において手数料を徴収する独占的な立場を維持してきましたが、EUの「デジタル市場法(DMA)」を皮切りに、各国の規制当局がその体制に異議を唱えています。
Appleは規制に対応するため、EUを始めた各国で代替アプリストアを許可する変更を行っています。
- EU: 27カ国すべてで第三者アプリストアを義務化
- ブラジル: 導入済み
- オーストラリア: 導入間近
- 日本: 今回の対応で正式に加わる
Appleはこれらの規制に対して法的に抵抗しており、EUのDMA撤回を求めるなど強硬姿勢を見せていますが、この流れを変えるのは困難かもしれません。
日本のユーザーや開発者にとって大きな影響がある変更であるため、今後も注目していきたいと思います。
