Appleは本日、iOS 9の最新版「iOS 9.3.5」をリリースしました(MacRumors、9to5Mac)。Mac / WindowsのiTunes経由、またはiOSデバイスのソフトウェアアップデート機能を使って最新版に更新することができます(設定 > 一般 > ソフトウェアアップデートより)。
iOS 9.3.5はiPhoneまたはiPadの重要なセキュリティの問題を修正・改善するもので、すべてのユーザに推奨されています。
またこのアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のURLに掲載される予定となっています。
Apple セキュリティアップデート: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
なお英語版のセキュリティコンテンツは既に公開されていて、KernelおよびWebKitに関する3件の脆弱性が修正されていることが確認できます。
CNET Japanによると、これらは米国のセキュリティ企業Lookout等によって発見された脆弱性で、スパイウェアを販売するイスラエル企業NSO Groupが利用していたものとされています。Pegasusと名付けられたこのスパイウェアが端末にインストールされると、通話やテキストメッセージ、電子メールが傍受される可能性があるとのこと。
iOSユーザーは早めにアップデートしておいたほうが良さそうです。