Appleは本日、開発者向けにiOS 9.3系初のベータとなる「iOS 9.3 beta」をリリースしました(MacRumors、iDownloadBlog、MacStories)。
iOS 9.3 betaのビルド番号は13E5181d。Apple Developer Programに加入している開発者はApple Developer Centerからファイルをダウンロードし、最新版をインストールすることができます。
専用のプレビューサイトが準備されていることからも分かるとおり、iOS 9.3 betaには、ナイトシフトモードの追加や各種アプリのアップデートなど、".1"アップデートしてはかなり大量の新機能が投入されています。
以下概要をまとめてみました。
ナイトシフト
夜間にブルーライトを見過ぎると体内のリズムが狂い、不眠が発生すると言われています。
iOS 9.3ではこれを防ぐため、iOSデバイスの時計と位置情報を利用し、夜間に自動的に色調を暖色系に変化させる「ナイトシフト」と呼ばれる機能が搭載されます。
メモアプリの改良
iOS標準搭載のメモアプリに、重要な情報を保護するためのパスワードおよび指紋認証によるロック機能が搭載されます。
ノートを作成日、更新日、タイトル順でソートするためのオプションが追加されます。
ヘルスケアアプリの新機能
新しいスライダーメニューにより、ヘルスダッシュボードへのアプリの追加がより簡単に実行可能となります。
Apple Watchから取得したムーブ、エクササイズ、スタンドのデータをゴールとともに表示できるようになります。
CarPlayの新機能
Apple Musicの「New」と「For You」にアクセス可能となります。「Nearby」機能により、近くのガソリンスタンドや駐車場、レストラン、カフェなどを検索可能になります(ただしまだ日本では利用できません)。
教育関連の機能
教育関連の機能にマルチユーザーオプションが追加されます。
Classroomアプリに教師が生徒をガイドしたり、進捗状況をモニターする機能が追加され、また生徒が複数のiPadを共有し、ユーザープロファイルを利用してログインする機能が追加されています。
新しいApple School Managerにより、管理者がApple IDや購入したアプリの管理を一括して行うことも可能となるようです。