サポートドキュメントに掲載された情報から、2020年1月31日に一部の国でiOSとAndroid版のCortanaアプリが終了する予定であることが分かっていたなか、VentureBeatによると、実際は米国以外の全ての国でサポートが終了する予定であることが判明しました(MSPoweruser)。
MicrosoftでCortanaを担当するAndrew Shuman氏から確認がとれた情報とされ、当初のオーストラリア、カナダ、中国、ドイツ、インド、メキシコ、スペイン、英国という8ヶ国からの撤退ではなく、実際は、米国以外の全ての国際マーケットからの撤退だったとのことです。
米国が例外となった理由は2つあり、一つはSurface HeadphoneとHarmon Kardon InvokeでCortanaを利用して設定を行ったり、ファームウェアを更新できるようにするため、もう一つはテクノロジーの実験を継続できるようにするためと説明されています。
米国外のSurface Headphoneユーザーは、スマホ版のCortanaが終了したあと、Cortana for Windowsを使用するしかなくなるそうですが、来年の春に発売されるSurface Earbuds用の「Surface Audio」アプリを使って、既存のSurface Headphoneの設定を行えるようにする計画がある模様。
MicrosoftのボイスアシスタントCortanaはSiriやAlexa、Google Assistantのライバルとして強力に推進されてきましたが、ここにきて大きな方針転換を迫られているようです。