Appleは最近、急激な成長が見込めないmacOSよりも、売上に多大な影響を与えるiOSを中心に機能の改良を行っています。
macOSにiOSの機能やアプリが導入されることも多々あるなか、ドイツのThomas Weinreich氏が、この流れにそったmacOSのコンセプト動画「macOS windows management concept」を公開して注目を集めています(9to5Mac)。
コンセプト動画のmacOSはiPad風の分割画面を大胆に導入しているのが特徴です。ウィンドウが重なってしまう従来のフローティングウィンドウは非効率だと指摘し、ウィンドウをデスクトップ全体の1/2や1/4に分割してきれいに並べることができるiPad風のウィンドウ管理を可能としています。
それだけでなくiPad風のウィジェットやコントールセンター、通知画面を導入し、Mission Controlの代わりに「Springboard」を利用して、システム全体を管理します。
デスクトップコンピューター世代にとっては使いづらいように思えますが、iPhoneやiPadで育った世代にとっては、こっちのほうが普通という感覚なのかもしれません。なお現状のmacOSでもSpectacleやMagnetといったウィンドウ管理アプリを利用すれば、ウィンドウをタイル状に効率良く配置することは可能です。