すっかり一般に普及し、ありふれた存在となったiPadですが、コンテンツを消費するためではなく、実用的な分野で活用する方法はこれから調査する余地がある部分といえるかもしれません。
今回開発者のPreslav Rachev氏は、ブログ記事「Data Science on Your iPad」にて、データサイエンティストがiPadで使用すると便利なさまざまなアプリをまとめて紹介しています。
紹介されているアプリは、データサイエンティストだけに役立つものではなく、プログラムを作成したい開発者にとっても一見の価値があるものとなっています。
以下それらのアプリをご紹介。
Pythonistaを筆頭にさまざまなアプリ
同記事ではデータ解析に役立つアプリとして以下のようなアプリをリストアップしています。
アプリ名 | 言語 |
---|---|
Python 2/3 | |
Lua | |
C# F#.NET | |
R | |
Python | |
Swift |
このなかで同氏が最も強力に推奨しているアプリは、PythonのコードをiPad上で作成して実行することができる開発環境の「Pythonista」です。同アプリはiPad上のPython開発環境の定番で、すぐれた特徴として以下がリストアップされています。
- Python 2とPython 3の両方をサポート
- 素晴らしいドキュメントとキーボードエクステンション、コード補完
- 統合デバッガーやプロパティインスペクタ、REPL風コンソールの存在
- GUIを作成し他のアプリと通信できる拡張機能を提供
同氏はPythonistaにはNumPy、Matplotlib、Requests、BeatufulSoupといった便利なライブラリが大量に用意されていて、日々のデータ分析作業に欠かすことができないとしています。
加えて開発作業や文書作成に役立つアプリとして以下のアプリもリストアップしています。
アプリ | 用途 |
---|---|
文書作成 | |
ソースコントロール | |
SSHとターミナル |
どれも評価の高いアプリですので興味のある方は確認してみてはいかがでしょうか。
まとめ
動画の視聴や電子書籍の閲覧など、さまざまなコンテンツを消費する際に利用されがちなiPadですが、これら便利なアプリを活用すれば、データ分析作業をiPadを使用して手軽に実行できるかもしれません。iPadを有効活用したいデータサイエンティストあるいは開発者の方はアプリをチェックしてみてはいかがでしょうか。