タッチパネルのソフトウェアキーボードだとどうしてもミスタッチしてしまって捗らないという方に朗報です。キーボードの上にタッチタイプ用のキーガイドを浮かび上がらせることができる新しいタイプのケース「Phorm」が発表され話題となっています(MacRumors、9to5Mac、iDownloadBlog)。
キーガイドは、ケース裏面にあるスライドを操作することで、浮き上がらせたり元に戻すことが可能。上の図のようにフィルムの間に液体が入り込んで突起ができる仕組みなのでバッテリーの心配もなし。
実際の使い心地に関して、The Vergeは、ガイドの盛り上がりが微妙すぎて使いづらいと感想を述べていますが、それはプロトタイプ版を使っていたせいで、製品版では改良されている可能性もあるともフォローもしています(2012年にプロトタイプ版が開発されていて、比較すると進化のほどが分かります)。
タッチパネル式キーボードの限界を突破するための面白い試みですが、縦持ち時の英語キーボードしかサポートしていない、価格が99ドルととかなり高いところが、泣き所かもしれません。
iPad mini用だけではなく、「iPhone 6 Plus」用も開発中。色はSlate Grayと、Sky Grayから選ぶことができます。今のところ米国限定の販売で、日本から購入することはできません。