Appleが今年発売すると予想される「iPhone 13」シリーズ。発売まで、少なくともあと半年はかかると思われますが、すでにこの新モデルに関するさまざまな情報が流れていて、MacRumorsがそのまとめを行っています。
同記事によると、iPhone 13のラインナップはiPhone 12のラインナップと同じ4モデル構成で、ディスプレイサイズも同じとのこと。信頼性の高いアナリストMing-Chi Kuo氏による情報で、5.4インチのiPhone 13 mini、6.1インチのiPhone 13、6.1インチのiPhone 13 Pro、6.7インチiPhone 13 Pro Maxの構成になるとみこまれています。ただし、名前は単にプレースホルダーで、iPhone 12s、あるいは全く新しい名前が採用される可能性もある模様。
その他主な特徴は以下の通りです。
- A15チップ: Appleが設計し、TSMCが5nmプロセスで製造したA15チップが採用される。
- 小型化されたノッチ: フロントカメラとFace IDコンポーネントを格納する「ノッチ」が小型化する。Face IDセンサーを1つのモジュールに統合することで小型化を達成か。
- より大きなバッテリー: iPhone 12シリーズよりも大きなバッテリー容量に。統合SIMカードスロットなど省スペース設計によってバッテリー容量を増やすことが可能に(ただしその分重くなる)。
- センサーシフト式手ぶれ補正: センサーシフト式手ブレ補正がiPhone 13の全モデルに搭載。
- 5Gの強化: 5nmプロセスで製造されたクアルコムのSnapdragon X60モデムを搭載。iPhone 12で採用された7nmベースのSnapdragon X55モデムと比較して、より高い電力効率と小さなフットプリントを実現。
- Wi-Fi 6E: Wi-Fi 6Eをサポートする最初のiPhoneに。6GHz帯に拡張された高性能、低遅延、高速データレートのWi-Fi 6の機能を提供する。
- Lightningコネクタ: Kuo氏は以前の主張を変更し当分 Lightningコネクタが継続すると予想。
- mmWave拡張: 米国以外の国で超高速のmmWave 5Gをサポートする可能性がある
次はiPhone 13 Pro限定の機能です。
- 120Hzディスプレイ: iPhone 13 Proモデルには、120Hzのリフレッシュレートに対応した低消費電力LTPO(Low Temperature Polycrystalline Oxide)ディスプレイが搭載される。
- ウルトラワイドレンズの改良: iPhone 12のƒ/2.4、固定焦点から、より広いƒ/1.8の絞りとオートフォーカスを備えたウルトラワイドカメラレンズが搭載される。
Appleは例年、iPhoneを9月に発表していますが、昨年のiPhone 12は10月に発表されており、今年のスケジュールがどうなるかは今のところ不明です。