AppleはiPhone 15シリーズ用に、環境に配慮した新素材を採用した「FineWoven」ケースを開発しました。
FineWovenケースは従来のレザーケースを置き換えるものとして期待を集めていますが、発売直後の現段階ですでにいくつかの問題が指摘されていることがわかりました(9to5Mac)。
記事によると、FineWovenケースの背面はベルベットのような素材でできていて、耐久性は問題ないものの、iPhone 15 Pro Maxに装着して48時間以内に汚れや傷がついたとのこと。またエッジのラバー部分に関しては固くざらざらしていて、使用中に手に食い込んだそうです。
USB-C端子用のケースの切り込みは非常に狭く不正確なため、USB-Cケーブルが穴に入らないこともあったそうです。AppleのUSB-Cケーブルは、FineWovenケースの穴に問題なく通せるものの、サードパーティ製のケーブルを購入する場合、購入前にそのケーブルが実際にFineWovenケースで使えるかどうかを確認しなければならなくなると問題点を指摘しています。
9to5Macは、環境保護の観点からレザーを廃止したAppleの判断は正しいとしながらも、FineWovenはその解決策ではなく、シリコンケースやサードパーティ製ケース、あるいはケースなしでiPhone 15を使用することを推奨しています。