Appleは先日、App Storeで初となるPCエミュレーター「UTM SE」の配信を許可しました。
UTM SEは、クラシックなゲームやアプリを実行することができるエミュレーターアプリとして許可されたようですが、技術的には、昔のOSだけではなく最新のOSも実行できるようです。
Windowsの軽量版tiny11やtiny10などでおなじみの開発者NTDEV氏は、iPhone 15 Pro上でUTM SEを用い、「tiny11 core」の起動に成功したことを明らかにしていいます。
Behold, probably the very first instance of Windows 11 (in form of tiny11 core) on UTM SE.
It is TERRIBLY slow, booting in about 20 minutes, but nonetheless, it's still Windows 11 on an iPhone 15 Pro! pic.twitter.com/Iyr5Txy8uh— NTDEV (@NTDEV_) July 20, 2024
tiny11 coreは、tiny11をさらに軽量化したWindows 11の改造版で、通常のtiny11と比べてもインストールサイズが大幅に縮小されています。
iPhone 15 Proは6コアのA17 Bionicチップセットと6コアのGPU、16コアのNeural Engineを搭載した、現行のiPhoneの中では最もパワフルなモデルのひとつです。しかしJITがサポートされていないUTM SE上のtiny11 coreはとても動作が遅く、起動まで20分かかったとのことです。
実用性はなさそうですが、同氏は後で動画を投稿するかもと補足しています。