iPhone 17のメモリ供給、Samsungが最大70%を占有へ

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韓国経済新聞によると、AppleはiPhone 17シリーズ向けのメモリ調達を、これまでの SK hynix・Micron との分散体制からSamsung中心へ大きく寄せる方針に転換しているとのことです(MacRumors)。

今回の方針転換の背景には、世界的なメモリ市場の供給逼迫があります。SK hynixとMicronは、AI向けのHBM(高帯域幅メモリ)生産にリソースを集中しており、スマホ向けのLPDDRの供給能力が急減しています。一方 Samsung は、汎用DRAMやモバイルDRAMの生産を維持しており、Appleの巨大で安定した需要に応えられる唯一のメーカーになっているからです。

A19/A19 Proなど最新チップは、瞬間的な電圧変動に敏感で、大量生産でも性能が均一なメモリが必要となります。この点でもSamsungの供給能力が評価されているようです。

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Appleの狙いは?

2025年初頭に 約30ドルだった12GBLPDDR5Xモジュールは、現在約70ドルにまで高騰しています。
Appleは長期契約で価格変動を抑える傾向がありますが、今回のような急騰局面では 供給の安定性が最優先となります。

Samsungに発注を集中させることで、安定した供給ラインの確保や、大量発注によるスケールメリット、価格高騰局面でのリスク低減といった効果を狙っていると見られます。

Appleが世界的なメモリ価格高騰にどのように対処していくのか今後も要注目です。

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