今年Appleが発売する「iPhone 8」は、10周年を記念し大幅な変化が加えられるモデルとなると見られています。
特にホームボタンの削除により、Touch IDがどうなるかが注目を集めているなか、Barronは、AppleがiPhone 8のTouch IDモジュールをディスプレイに埋め込むかどうかをまだ決定しておらず、今後数週間内に最終的な決断を下すことになるだろうと主張する報告を公開していることがわかりました(9to5Mac)。
Barronのレポートは、KeyBanc Capital Marketsの三人のアナリストの主張を元にしたもので「顔認証は初期段階ではApple Pay用の認証メソッドとしての資格をみたしておらず、時間をかけて問題が解決されたとしても、初期のApple Payの欠落が需要に影響を与える」というものです。
アナリストはAppleが、Apple Playのために画面埋め込み式のTouch IDを採用しようと試みていて、その問題が解決できるかどうかを決定するまで時間がかかることから、iPhoneの出荷に影響がでるとも主張しています。
これに対し9to5Macは、通常この段階まで最終的なiPhoneの仕様が策定していないことは考えづらく、このレポートに関して疑問を呈しています。ただしTouch IDに関しては、すでに銀行や小売店へ普及していることから、完全に削除されるのではなく、画面下部のファンクションエリアや、電源ボタンへ埋め込まれる可能性が高いと見込んでいるようです。