はじめはシンプルだったiPhoneの命名ルールも、代をかさねることに複雑になっているようです。
「Think Simple」の著者として知られるKen Segall氏は9月26日、「iPhone naming: 1 step forward, 4 steps back」と題したブログ記事を公開し、近年のiPhoneネーミングルールが複雑化している現状を指摘しています(The Loop)。
同氏はまず2017年のiPhoneの名前である8、8 Plus、X、SEに関して、数字、ローマ数字、アルファベットの組み合となっていることや、8と10との間のギャップの存在により、混乱が生じていたと説明しています。
一方、今年2018年のiPhoneの名前に関しては「X」という共通の識別子を得たことで一歩改善したとしながらも、前年モデルを斬新的に改良する「S」の意味がもはや当てはまらないことや、XとSとの組み合わせによりXか10かでユーザーがさらに混乱すること、Rの意味が不明なこと、大文字のSか小文字のsかで混乱していることなどを指摘しています。
Macのように年号を追加して、「iPhone 2018」のようなシンプルなルールも採用できそうですが、より一般消費者向けにアピールする必要があるiPhoneでは難しいのかもしれません。
来年のiPhoneの命名ルールがさらに注目されることになりそうです。