AppleはiOS 15で「バックグランドサウンド」と呼ばれる新機能を追加しました。
雨の音や海の音など、さまざまなタイプのホワイトノイズを再生して、集中力を高めたり、リラックスすることができる機能です。アクセシビリティ機能の一環として追加されており、あまり大々的に宣伝されていませんが、サードパーティ製のアプリをインストールしなくても利用できる便利な機能です。
以下使用方法を説明します。
コントロールセンターからアクセス
バックグランドサウンドを再生する最も簡単な方法は、コントロールセンターから呼び出す方法です。
▲コントロールセンターを表示し「耳」のアイコンをタップします(アイコンが存在しない場合、後述の方法で追加します)。表示された画面で、中央下にある「バックグランドサウンド」アイコンをタップすると、選択中のバックグランドサウンドの再生が始まります。
バックグランドサウンドは以下の種類から選択可能です。
- バランスの取れたノイズ
- ブライトノイズ
- ダークノイズ
- 海
- 雨
- せせらぎ
「耳」のアイコンが、コントロールセンターに存在しない場合、設定画面を使用して追加します。
▲「設定 > コントロールセンター」を選択し、「聴覚」をタップします。含まれているコントロールに「聴覚」が移動すれば、コントロールセンターに耳のアイコンが表示されるはずです。
アクセシビリティ機能を利用して再生
バックグランドサウンドを再生するためにアクセシビリティ機能を利用することもできます。
▲「設定 > アクセシビリティ > オーディオ/ビジュアル > バックグランドサウンド」を選択します。「バックグランドサウンド」のトグルボタンをオンにすると、その場でバックグランドサウンドを再生することができます。サウンドの種類や、音量、メディアの再生中に使用するか、ロック中にサウンドを停止するかの設定を行うことができます。
このままでは使いづらいので、「設定 > アクセシビリティ > ショートカット」に「バックグランドサウンド」を割り当て、サイドボタンのトリプルクリックで起動できるように設定したり、AssistiveTouchから呼び出せるようにしておくと便利です。
まとめ
iPhoneのバックグラウンドサウンドを使用する方法を説明しました。周囲の雑音が気になりなかなか集中できないという場合に使用してみてはいかがでしょうか。