Appleは「iPhone X」でホームボタンの削除に成功し、ほぼ全面ディスプレイを達成しました。"ほぼ"というのは上部にカメラやセンサーのためのノッチが残っているためで、この存在のため開発者は苦労する事になるかもしれません。
The Vergeによると、問題点の一つはWebブラウザの表示です。Webサイトを表示した際、サイドに白のバーが表示されるのに加え、右側にノッチをもってくると、スクロールバーが隠れてしまうとの指摘が行われています。
Don’t worry, the hiding scroll bar is even grosser (top-right corner). pic.twitter.com/6ImBLI9TdM
— Ben Packard (@BenPackard) 2017年9月13日
全画面表示のゲームの場合、黒の非表示部が存在することになり、これもゲームの種類によっては問題となるかもしれません。ただし写真や動画は標準では完全な全画面表示にはならず、ダブルタップによって拡張される動作となっているようです。
逆にノッチを逆手に取った興味深い提案も行われていますが…
I think I’ve fixed the notch issue in landscape 🍾 #iphoneX pic.twitter.com/hGytyO3DRV
— Vojta Stavik (@vojtastavik) 2017年9月13日
Here’s what the notch would look like on the other side 🍷 #iphoneX https://t.co/2iOlZwr4BG pic.twitter.com/UBcewcYj1x
— Zev Eisenberg (@ZevEisenberg) 2017年9月14日
AppleのHuman Interface Guidelinesは、ディスプレイの特別な機能にユーザーの注意が向かないよう警告されていて、すくなくともApp Storeで公開を目指すアプリではこのような実装は不可能かもしれません。
I would have been just as happy with an iPhone X with slightly larger top and bottom bezels instead of a notch. Made these quick mockups. pic.twitter.com/Bkac7dUStZ
— Matthijs (@matthijsklaver) 2017年9月12日
無理してつめこまず、上下に少しベゼルを残してノッチをなくした方が良かったというつぶやきもあるようですが、来年以降のiPhoneでもノッチが継承されていくことになるのでしょうか?